当ブログでは、特養に興味をもった人に向けてリアルな内情を発信しています。
年収・休日・将来性・人間関係などそれぞれ詳しく解説。
本記事は、私がもっとも伝えたいことのまとめ記事です!
この記事でわかること
特養で花開いたPT
Bすけ
病院でダメ出しばかり受けていた、こんな私が、特養に転職した途端に理事を任されることに・・・。 特養で働く魅力を紹介します!
特養で働く最大のメリットは「人から頼られるようになる」こと!
特養に移って、私の評価は病院で働いていたころと一変しました。
病院時代の私は、上司からのダメ出しを食らう毎日。
自己肯定感は下がり続け、仕事に行くのが憂鬱。
とにかく毎日を「やり過ごす」ことだけを考えていました。
そんな私が、特養に転職した途端に多くの職員から頼られるように!
特別なことは何もしてないよ。
ただ転職しただけで、頼られるようになったんだ!
働いてみて分かった、特養でPTが頼られる理由は3つ。
病院では多くのPT・OT・STが在籍しています。
そのため、自分に相談が集まることはありません。
しかし、特養ではリハ職は基本ひとりだけ。
・介助方法を教えてほしい
・転倒した人を見てほしい
・利用者の居室環境を見直してほしい
・ポジショニングを教えてほしい
経験年数や役職に関係なく、自分ひとりに相談が集まります。
PTがひとりって環境が、頼られる最大の理由になっているよ!
PTが治療の際に使用しているPDCAサイクル。
1.治療プランの立案
2.治療
3.中間評価
4.治療プランの再設定
PDCAで考えられる人材は、特養では希少です。
理由は、介護士も看護師もPDCAを学ぶ機会はほぼないから。
医師から眠剤が処方されたけど、転倒リスクが心配。
服用しなきゃダメかな?
まずは、1週間試してみましょうか!
睡眠時間と副作用の有無を記録に残してください。
それをもとに、服用を継続するか医師に相談しよう!
PDCAのもと順序だてた計画を提案すると、一目置かれる存在になります。
特養では、医療職の数が病院よりも圧倒的に少なくなります。
入所者が100人規模の施設の場合、人数構成は以下のような感じ。
職種 | CW | NS | PT | CM | SW | 栄養士 |
---|---|---|---|---|---|---|
人数 | 40人〜50人 | 3〜5人 | 1人 | 1〜2人 | 1人 | 1人 |
PTを除けば、医療職は看護師の数人のみ。
そのため、PTほど論文を読みなれた職種はいません。
だから、自分の意見にエビデンスを交えて発言できる人材は一目置かれます。
食事量が減っているので、補助食品を試してみますね!
この利用者さんは、体重が40kgなので1日1200kcalが必要です。
現在800kcal摂れているので、400kcal分を補えるとよいですね!
論文から根拠のある数字を示せるのがPTの強み。
PTがひとりの特養では、自分だけの強みになります。
特養ならではの魅力はリハビリ以外の仕事にあり!
特養ではたくさんの相談を受ける立場になるよ!
それは嬉しいけど、相談に応えられる時間があるの?
時間には余裕があるよ!
特養では、リハビリにかける時間は1日5時間だけ。
残った時間をどう使うかは自分次第だから♪
特養での1日の流れは以下のとおり。
リハビリ以外の3時間は「誰かの悩みを解決する仕事」に使います。
・施設のため
・職員のため
・利用者のため
自分でやるべき仕事を考え、自分のペースで行います。
この自由さが特養ならではのやりがい♪
【施設のための仕事】
例えば、骨折により入院してしまう人を減らす取り組み。
利用者が入院してしまうと、空床となり施設の収入が減ってしまいます。
PTは、転倒事故を減らすことで施設の損失を減らすことに貢献できます。
利用者に合わせた介助方法・環境・自立度を介護士とともに決定。
決めた対応を全職員で統一することで、事故を未然に防ぎます。
【職員のための仕事】
「褥瘡予防のポジショニングが知りたい」
「睡眠薬に対する知識をつけたい」
「コロナのためのマニュアルが欲しい」
職員の要望をくみ取り、勉強会を開催したりマニュアルや指針を作成します。
マニュアルを作成するにも、勉強会を開催するにもエビデンスが重要です。
すでに説明した通り、エビデンスを示せるPTは特養では貴重な存在。
誰もが敬遠する仕事は、評価や信頼に直結します。
【利用者のための仕事】
「朝起きると膝が痛い」
「長時間座っていると腰が痛い」
「スプーンがうまく扱えない」
利用者の能力や生活スタイルに合わせた環境設定はPTの専門分野。
リハビリ以外の時間で、利用者の生活を観察し問題点を探します。
利用者の問題が解決できると、介護職員も楽になります。
利用者・職員の問題を解決するほど、相談が集まるようになります。
リハビリ以外の3時間をどう使うかが、自分の評価に直結するよ!
自由があるとサボってしまう人には不向きな職場だね。
私は上記のような「誰かの悩みを解決する」仕事が本当に楽しい!
飽き性の私には「リハビリだけが仕事じゃない特養」が向いていたのかも♪
特養でメンタルが充実すれば将来への不安は解消できる!
「今の稼ぎで子供の教育資金は足りるのかな?」
「家族に我慢を強いる生活をさせてしまうのでは?」
PTという職業柄、将来に不安を感じている人は多くいるでしょう。
しかし、特養でメンタルが充実すると不安は軽減します。
その理由は、自信がつくと行動が変わるから。
どう行動が変わるの?
もっと、みんなの期待に答えたい!
そんな気持ちから自己研磨を始めたよ。
・引き出しを増やすために論文を読む
・考え方を広げるために読書を習慣化
・文章力を鍛えるためにブログを書く
私の場合は、「入浴中」や「朝の身支度」「通勤時間」でYouTube学習。
毎朝5時からブログと読書。
YouTubeを見るくらいで、将来に希望がもてるの?
希望がもてる理由は『2-6-2の法則』。
世の中は3種類の人に分かれます。
2割:意欲的に働く人
6割:平均的な働きな人
2割:意欲が低い人
事故研磨に置き換えれば、
上位20%に入れば、他の80%の人たちとの差は開く一方です。
なぜなら、中位と下位の人たちは向上する気がないから。
1日2時間の事故研磨を毎日続けていれば、周りとの差が開いていくことを実感します。
1年で、他の人より730時間も多く学んでいるわけだから当たり前です。
病院時代の私は、「1日をやり過ごそう」って気持ちで働いていたなぁ。
このような体験を経て、みんなに言いたいのは・・・
絶対に、自分を必要としてくれる職場で働くべき!
そんな職場が、私の場合は「特養」でした♪
PTがひとり職場となる特養は、病院と比べると頼られやすい職場です。
私だけでなく、多くのPTにとってメンタルが充実し将来の不安を解消できる職場だと言えます!
【まとめ】メンタルの充実感を得たいなら特養がおすすめ!
ひとり職場となる特養では、PTは希少な存在になります。
病院でその他大勢のひとりでしかなかった私でさえも、唯一無地の存在です。
自分の価値を示しやすいため、転職して3年目には「理事」も兼任できました♪
「誰からも認められない」
「仕事がつまらない」
「病院での将来性に期待が持てない」
そんな人は、ぜひ特養への転職を検討してみてください!
分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせください♪
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